占星術は銀の弾丸になり得るか(その一)

今まで書いてきたことは、このブログを書くためのフリでした。長かった・・・(笑)。

東洋占術と占星術

以前にも書きましたが、私は昔から、神経症やパニック障害など、心の問題で悩んでいました。

算命学を学んでいるとき、私は戌亥天中殺で三つの奇星があると知って、「あぁ、そういうことか」と少し納得しました。

四柱推命もそうですが、自分の資質をとても分りやすく教えてくれます。

じゃあ、どうすればいいかについては、大運や歳運が喜神や忌神の時期かどうか、などを検討しますが、具体的な行動については、それほど詳しく分かりません。

一方で易は、メインで自分の資質を調べるという使い方はしませんが、具体的な行動については、多くのヒントを提示してくれます。

占星術を学び始めて感じたのは、その資質と行動の両方を教えてくれること。面白いなぁ、と思ったものです。

性格診断・・・自分と同じタイプは何人いる?

パニック障害のような心の病気、とまでは行かなくても、生活して行く上での悩みはあります。

嫌な記憶はなかなか消えてくれませんし、いろいろなコンプレックスもあるでしょう。

自己肯定感を高くしましょうとか、根拠のない自信を持ちましょうとか、それらを克服するための情報は溢れています。

アダルトチルドレンやHSPなどの、どれに当てはまるかとか、MBTIやエニアグラムなどの、どのタイプかとか。

それが分かれば、自己肯定感が高くなるのだろうか。根拠のない自信が持てるのだろうか。

「あなたはたった5%しかいない、希少なタイプです!」と言われても、全人類で4億人もいることになります。

人より優れている必要はなく、私は私だと思えればいいのですが、自分と同じタイプが4億人いると言われても、それでは私は私だとは納得できません。

出生図を見て自分は固有の存在だと思えた

そんな中で、占星術を学び始めると、アセンダントは4、5分でホロスコープを1度動くこと、などが分かって来ます。

だとすれば、自分と同じ地域に生まれた人で、同じ出生図の人はいるでしょうが、そんなに大勢はいない、ということもイメージできます。

そう考えながら出生図を見ていると、自分は固有の存在なんだなぁ、と思えてきたんですね。

さらに出生図と、トランジットやルナリターンなどでできるアスペクトを調べていると、嫌な記憶とかコンプレックスなども、忘れていたりする。

であれば、それらを思い出したときに、「○○君( ← 嫌な記憶とかコンプレックスの名前)、今ホロスコープを見るのに忙しいから、相手をする暇はないんだ。ゴメンね、バイバイ。」なんて呟けば、それらは消えてくれるだろうか、すべてが解決するだろうか・・・。

長くなったので次回に続きます。