個々の人生の違いの大きさに思いを馳せた日

昨日は、多くの人にとって気になるニュースが多かった、という意味で歴史的な一日でした。

トップニュースは、トランプ大統領と高市首相が迎賓館での会談。そして、拉致被害者家族との面会。

その後、二人はヘリに同乗して、横須賀基地に停泊中の空母ジョージ・ワシントンに到着。兵士の前で演説しました。

秋の園遊会では、各界の功労者が招かれる中、武豊騎手が天皇、皇后両陛下と歓談される映像がクローズアップされていました。

将棋の王座戦では、藤井聡太七冠が伊藤匠叡王に敗れ、六冠に。

アメリカではワールドシリーズの第三戦が。ドジャースがブルージェイズに、延長18回の死闘の末サヨナラ勝ち。

ドジャースは大谷選手、リリーフの佐々木投手、第二戦で圧巻の完投勝利を上げた山本投手ら、日本人三選手が大活躍しています。

日本シリーズも緊迫した試合で、ソフトバンクが阪神に1点差で競り勝ちました。

この日の報道ステーションでは、元大リーガーの松坂大輔さんが、この二試合を自身の経験を交えながら解説していました。

そんな華やかなニュースの裏で、今日は安倍元首相を銃撃した山上被告の初公判。

安倍元首相を親友だったと語るトランプ大統領に、高市首相が安倍さん愛用のパターを送ったその日に、このニュース。安倍さんの映像が流れるたびに、不思議な縁を感じます。

傍聴券を求め、多くの人が列をなし、その発言に注目が集まっていました。

テレビを見終わったあと、思いました。

ニュース番組なので、何かに突出した人たちを扱うのは当然ですが、取り上げられた人たちは、私達一般人の人生とどれだけ違っていることか・・・。

しかも、明るい話題とそうでない話題の落差に、軽いめまいを覚えます。

運命鑑定をする立場からすれば、どのような境遇の人たちも、平等に見つめていくことの大事さを感じた一日でした。

自分の性格と両親とのシナストリー

以前書きましたが、私は物心付いたときから神経症に悩まされていて、成人してからも、精神的なことで苦労しました。

自分の出生図の特徴についても、太陽は海王星とスクエアで、月はアセンダントと冥王星と合、ということを書きました。

太陽は父親、月は母親を表すといいますから、自分の性格はこういう所から来ているんだろうな、と思っていました。

ただ、人の性格が決まるのは、6歳までとか10歳までなどといいますよね。

両親とは高校を卒業するまで同居していたので、やっぱり自分と両親とのシナストリーを確認しなければ、と思ったんですね。

そして確認した所、よりはっきりと分かりました。

木星以遠は世代的なものですが、その中で、二人の海王星と私の月が合でした。母の方は、ほとんどビッタリ。

どうりで、二人の喋っていることが、よく分からなかったはずだ(笑)。

私の月には、冥王星と二人の海王星がくっついていたんですね。こりゃ神経症になるはずだなぁ・・・。

母の出生図には、私と同じ太陽と海王星のスクエアがあります。

私のディセンダントは木星が合していますので、先述の合と太陽とでTスクエアを形成します。

どうりで、家では落ち着かなかったはずだ(笑)。

とまあこんな感じで、自分の性格の成り立ちは、自分と両親とのシナストリーを作ってみると、よりはっきり分かると思います、というお話でした。

自分の職業に12ハウスの影響が感じられない

以前、自分の出生図に、一般的な解釈と違うと感じる所があれば、ブログなどで自分の解釈を伝えると、参考になる人もいるんじゃないかと書きました。

私にも、そのような所がいくつかあるのですが、今まで40年ほどやって来た職業にもそれが当てはまります。

私は30代前半に独立したものの、一貫してITの仕事をして来ました。

この仕事は、水星や天王星の状態から確認するのが、一般的ではないでしょうか。

私は私を鑑定できない

私の出生図では、水星と天王星は12ハウスにあります。

5度前ルールを適用するか否かで変わりますが、水星と天王星を中心に、12ハウスとその近辺に、5つの惑星とドラゴンヘッドがあります。

12ハウスは、秘密とか無意識などと説明されますよね。

私は学生の頃から、友達とコンピューターの話で盛り上がっていて、秘密とか無意識を意識したことはないんですね。

天王星ってIT以外に、機械に関することもよく言われます。

私が子供の頃、スーパーカーのブームがありまして、その頃から現在に至るまで、私はクルマやバイクが趣味です。

それについても、秘密とか無意識を意識したことはありません。

私の出生図に、12ハウスに惑星がほとんどないと仮定して、今の私と同じ12ハウスを持つ若者に対して、「あなたはITが好きでしょう?大丈夫、一生の仕事になりますよ」とは、とても言えません。困ったな。

恒星レグルスの影響?

以上のようなことを考えていたとき、恒星レグルスの存在を知りました。

私の天王星は、獅子座29度30分過ぎ。私の生まれたのは昭和なので、かなり近かったかもしれません。

とても強い星みたいで、プライドとか仕事の成功などを表すのだとか。

12ハウスの影響を凌駕するほど、この星の力は強いのか?

恒星占星術かぁ・・・。まだまだ勉強することがたくさんありますね。

占星術は銀の弾丸になり得るか(その二)

前回の続きです。

さて、いきなり結論ですが、やっぱり銀の弾丸はないと思います。

人間は動物なので、寝不足や空腹というだけでも、イライラしたり気分が悪くなります。それを一振りで解消してくれる、魔法の杖もありません。

しかし、いくつかのアイテムを併用すれば、いいところまで行くんじゃないか、と本当に思っているんですよ。

趣味と心が喜ぶことを併用する

まず、そんなこと?と言われそうですが、やっぱり趣味とか、好きでやっていること。

私は二十数年前に、ヤマハの大人の音楽教室で始めた楽器演奏。

仕事が忙しくなって辞めましたが、今でもヘタなりに毎日十数分、練習を続けています。楽器の音色が好きなんですね。

もう一つは、今言ったのと似ているのですが、心が喜ぶこと。

能動的な趣味に対して、受動的というのでしょうか。

先日ブログに書いたように、私には木星と海王星のタイトなトラインがあります。そのせいか、人から喜んでもらえることをしていると、気分がいい。

両親の介護など、大変だったんですが、自分でも驚いたことに、苦ではありませんでした。

いつも思い出せるように工夫する

以上まとめると、自分の場合、自分固有の出生図を思い出して自己肯定感を上げ、同時に、自分の趣味と心が喜ぶことを思い出せば、嫌な思い出やコンプレックスなどは、軽減できる感じです。

それが分かってからは、その楽器のミニチュアのストラップや、趣味と心が喜ぶことを、自分だけに分かるように書いたプレートを用意して、いつも眺めるようにしています。

占星術は銀の弾丸になり得るか(その一)

今まで書いてきたことは、このブログを書くためのフリでした。長かった・・・(笑)。

東洋占術と占星術

以前にも書きましたが、私は昔から、神経症やパニック障害など、心の問題で悩んでいました。

算命学を学んでいるとき、私は戌亥天中殺で三つの奇星があると知って、「あぁ、そういうことか」と少し納得しました。

四柱推命もそうですが、自分の資質をとても分りやすく教えてくれます。

じゃあ、どうすればいいかについては、大運や歳運が喜神や忌神の時期かどうか、などを検討しますが、具体的な行動については、それほど詳しく分かりません。

一方で易は、メインで自分の資質を調べるという使い方はしませんが、具体的な行動については、多くのヒントを提示してくれます。

占星術を学び始めて感じたのは、その資質と行動の両方を教えてくれること。面白いなぁ、と思ったものです。

性格診断・・・自分と同じタイプは何人いる?

パニック障害のような心の病気、とまでは行かなくても、生活して行く上での悩みはあります。

嫌な記憶はなかなか消えてくれませんし、いろいろなコンプレックスもあるでしょう。

自己肯定感を高くしましょうとか、根拠のない自信を持ちましょうとか、それらを克服するための情報は溢れています。

アダルトチルドレンやHSPなどの、どれに当てはまるかとか、MBTIやエニアグラムなどの、どのタイプかとか。

それが分かれば、自己肯定感が高くなるのだろうか。根拠のない自信が持てるのだろうか。

「あなたはたった5%しかいない、希少なタイプです!」と言われても、全人類で4億人もいることになります。

人より優れている必要はなく、私は私だと思えればいいのですが、自分と同じタイプが4億人いると言われても、それでは私は私だとは納得できません。

出生図を見て自分は固有の存在だと思えた

そんな中で、占星術を学び始めると、アセンダントは4、5分でホロスコープを1度動くこと、などが分かって来ます。

だとすれば、自分と同じ地域に生まれた人で、同じ出生図の人はいるでしょうが、そんなに大勢はいない、ということもイメージできます。

そう考えながら出生図を見ていると、自分は固有の存在なんだなぁ、と思えてきたんですね。

さらに出生図と、トランジットやルナリターンなどでできるアスペクトを調べていると、嫌な記憶とかコンプレックスなども、忘れていたりする。

であれば、それらを思い出したときに、「○○君( ← 嫌な記憶とかコンプレックスの名前)、今ホロスコープを見るのに忙しいから、相手をする暇はないんだ。ゴメンね、バイバイ。」なんて呟けば、それらは消えてくれるだろうか、すべてが解決するだろうか・・・。

長くなったので次回に続きます。

人生が最も変わったときのアスペクト

前回、「今後ブログで伝えて行きます」と書きましたが、早速お伝えします(笑)。

ちょっと大げさなタイトルですが、本当にそう思っているのです。

私は今、還暦を少し過ぎていますが、最初のサターンリターンの前後、1年半から2年くらいの間に起きた出来事です。

私は元々音楽が好きでだったので、音楽関連の会社に就職しました。そこでの仕事は、音楽制作ソフトの開発担当。アプリを開発する部署だったのです。

ただ、音楽ソフトはマーケットが小さい。会社に貢献しなきゃと思って、売れそうなゲームを企画し、開発。そして発売したら、大ヒットしたのです。

以降は売れるゲームの開発に専念。音楽制作ソフトの開発担当からは外れました。

それから2年くらい頑張ったのかな。やっぱり音楽関連の仕事がしたいと思い、独立して現在に至る(笑)。

ASCと月と冥王星の合にプログレスの太陽が通過

話を元に戻しますが、タイトルに書いたアスペクトを意識したのは、辻一花氏「未来予測 占星学入門」(説話社)の中の、ルミナリーズのワークをやってからです。

辻氏がおっしゃるように、進行天体で大事なプログレスの太陽と、プログレスの月を調べていたのです。

トップページに書いたように、私の出生図で一番特徴があると思うのは、アセンダントと月と冥王星の合。

そこを太陽pが通過するのは、29歳になる年の初め頃。

三つの合はオーブが2度ほどありますので、太陽pは2年くらいかけて移動します。その間に起きた出来事を大まかに並べると・・・。

29歳になる年の初め、太陽pが三つの合にかかる頃、このままじゃマズイと思って新ゲームの企画を始めた。

企画が通って、開発を初めた少し後にサターンリターン。

発売して売れ始めた少し後に、前回書いた太陽nと木星n、そして月pのヨード。

音楽ソフト担当を外れて、ゲーム開発に専念することになる少し前に、太陽pが三つの合を通過し終わる。

これが、私の運命がゴロッと変わったときの一部終始です。

ヨードの頂点は、拡大の木星nなので、ちょっと出来過ぎの気もします。

それに、本当にこれらの出来事が、太陽pが三つの合を通過した影響なのでしょうか。

ヨードのブーメランも、この三つの合。その影響も考えなければ・・・。

以上のことは、これからいろいろなホロスコープを検証して行って、実感することになるのでしょう。

ホロスコープの不思議 仲介する惑星

ホロスコープをじっくり見ていると、どんな人の出生図にも、不思議だなぁと思える配置があると思います。

トップページに、私にはTスクエアと三つの感受点の合があると書きましたが、不思議なのは、それらを結び付ける惑星の存在。魚座のディセンダント上に、木星が乗っているのです。

オポジションとトラインができる

三つの感受点の合はアセンダントを含んでいるので、当然この木星とはオポジション、それに加えて、Tスクエアの3ハウス海王星とトラインになっています。

この木星と海王星のトラインについて、松村潔氏の「完全マスター 西洋占星術」(説話社)には、少し恥ずかしくなるような表現で、善人だと書いてあります(笑)。

二本のインコンジャンクトとブーメラン

この木星は、更にTスクエアの11ハウス太陽とインコンジャンクトを作ります。

このインコンジャンクトは、三つの感受点の合とTスクエアの5ハウス土星との間にできている、もう一本のインコンジャンクトと、平行に走ります。

以上に挙げたアスペクトは、どれもオーブ1度程度でかなりタイト。

ちなみに、一方のインコンジャンクトにヨードができたとして、他方の平行に走っているインコンジャンクトの惑星が、2度程のオーブでブーメランを作ることになります。

自分の感じた感想を人に伝える

2種類のヨードの4点を含めると、自分には、重めの感受点が結構あるように思います。

最初に書いたように、どんな人の出生図にも、不思議だなぁと思える配置があるのではないでしょうか。

以前書いたように自分はカリスマでもなく、そこまで善人でもありません。

占星術を学んでいて、不思議だと思える配置がある人は、自分なりの解答が出たときには、ブログなどでそれを伝えると、参考になる人もいるように思います。

都合の良いことに(悪いことに?)、私にはネイタルの天王星が、獅子座と乙女座の間、つまり三つの感受点の少し前にあります。

なので、後期高齢者になる前の元気な内に、最後のヨードまで、ほとんどの感受点を経験できそうです。

自分なりに感じたことがあれば、ブログなどで伝えて行きたいと思います。

ホロスコープの不思議 同学年の両親(その二)

前回の続きで、私の両親の出生図を見て、不思議だなぁと思ったときの話です。

うちは共稼ぎで、母はフルタイムで働いていたのですが、定年から何年経っても「働いていたときが一番良かった」といっています。

父は定年を待たずに仕事を辞めました。在職中も、家庭に居場所というか、安らぎを求めていたように感じます。

これなんかも、そのままMCが山羊座と蟹座の違いですよね。

さてここまでは、私の両親は同学年で、木星以降の惑星はほぼ同じ配置なのに、逆のことを志向しているという例を挙げてきました。

その一方で、両親ともに、信仰心というかスピリチュアルというか、そういうものが一切ありません。

それはどちらも、木星が獅子座にあり、海王星が乙女座にあるせいでしょうか。

父の実家は都会ですが、両親は仏壇に手を合わせる人達でしたし、母の実家は田舎で、今でもお寺さんを呼んで、ご先祖様のために○○回忌をやるような家なのですが。

こう感じるのは、私の木星が魚座にあって、海王星が蠍座にあるからでしょうか。

ん?そういえば、私が占いを学んでいるのも、私の同級生が私に喜んで占ってもらっているのも、そのせいなのかな・・・。

というわけで、以上は私が占星術を学んでから感じたことでした。

ホロスコープの不思議 同学年の両親(その一)

占星術を学び始めて、不思議だなぁと思ったことがたくさんあります。

私の両親の出生図を見たときもそうでした。

両親は同学年ですが、サインが180度違います。

母は教科書通り、1ハウスが牡羊座から始まり、父は天秤座から始まります。

そのせいか、木星以降の惑星はほぼ同じ配置なのに、逆のことを志向しているように感じます。

アセンダントが牡羊座だからでしょう。母は思い付きでよく喋りますが、近くに天王星があるので、脈略のないこと、関係のない話題を同時に喋る。もうわけわからん、勘弁してくれ、という感じです。

父の天王星はその逆で、牡羊座のディセンダントの近くです。自分勝手に(牡羊座)新しいこと(天王星)を始めて、母とよく喧嘩していたものです。

母は4ハウスが蟹座だけあって、実家ととても仲が良く、父は絶縁状態。

この年代の人は、土星と冥王星がオポジション。父はIC上に土星が乗っています。

確かに父の母は、かなり厳しそうなイメージだったなぁ。

母は社交的な人で、父はその逆。結構短気で、人とトラブルを起こすことも多かったです。

これも7ハウスが、天秤座と牡羊座の違いでしょう。

長くなりそうなので、次回に続きます。

占星術と四柱推命の連携

鏡リュウジさんの「ルネーション占星術」(説話社)を見て、自分のプログレス・ルネーションを出していたら、過去のルネーションナンバー5番~14番が調子が悪い年だということに気が付きました。

プログレス・ルネーションは30年で一巡。私は還暦に近いのでほぼ二巡するのですが、その5番~14番の10年間が2回ともあまりよくない。

実はそれに先立ち、不二龍彦さんの「正統四柱推命術」(学研プラス)を読んでいて、大運は通変星より十二運に重きを置くこと、そして日主から導いた十二運に加えて、用神から導いた十二運でも判断することが書いてあったんですね。

それによると、先の5番~14番に相当する大運期間の十二運があまりよくない。

そして、その5番~14番の1回目の十二運と同じような(日主と用神の各十二運が1回目の逆)十二運の大運がそろそろやってくる。どうしたものかと思っていたのです。

そんなときにこのルネーションです。

5番~14番を参考にしながら、更には占星術の他の技法を参考にしながら、希望が持てるところを探してみようかな、と思ったのでした。