一休「沢水困、困しみ難やむ(くるしみなやむ)という意味の卦の初爻じゃ。」
念知「ひえー、一休様どうすればいいのでしょう?」
一休「これは四大難卦の一つじゃな。」
念知「ひえー、どうすれば・・・。」
一休「困難窮乏に耐えられず、妄動するたびに悪くなっていく、そういうときじゃ。
しかしそれを辛抱してぐっと踏みとどまれ。それが最善策じゃ。」
念知「・・・。」
一休「明日になれば運気は変わる。それまでの辛抱じゃ。運気の移り変わりは全ての者に平等じゃ。念知、分かるな。」
念知「はい・・・。みなさんも同じなのですね。」
森女「一休様、このような子もいるのですね。易の有用なことも分かる気がします。」