一休さんが易を解説

先日、西遊記の登場人物に、対話形式で唯識仏教を解説してもらうと面白いのではないか、そして唯識を学びながらそのことを考えている、と書きました。

今度は、もう一つの私の興味があること、「易」について、一休さんに解説してもらうと面白いのではないかと思い付きました。

一休さんのちょっと破天荒ではありますが、偏りのない生き方が、中庸を尊ぶ易の精神に重なるのではないかと思います。

さらに易で占う際、結果を卦(か)と六本の爻(こう)というもので表しますが、その六本の爻は、それぞれ庶民、三人の身分の違う官僚、君主、隠者を表したりするんですね。

一休さんは隠者に当りますし、日頃から庶民と触れ合っています。いろいろな身分の官僚も知っているでしょうし、何より父親が後小松天皇と言われています。

易を解説するのに、これ以上ないくらい「はまり役」なんじゃないかなぁ。

それに私は、NHKで放送されていた「オトナの一休さん」が大好きなのです。

あのイメージで、易を用いた人生指南のようなことを言ってくれたら面白い。

西遊記と同じように、易を学びながら、そのことを考えてみようと思っています。