三蔵法師と唯識の話を面白くする設定

私自身、唯識の解説を読んでいるときは、心が安心していますし、積極的に言っていいことかどうか分かりませんが、面白いなぁ・・・と感じることが多いです。

何度も書いていますが、私は物心ついたときから神経症で悩んでいて、30歳を過ぎた頃にパニック障害、その影響で鬱病も併発。長年精神科に通いました。

それが唯識に出会ってからは、精神的な症状をほとんど感じなくなりました。

それは、それまで誰も教えてくれなかった心の仕組みを、唯識が詳しく教えてくれたから、というのが大きな理由だと思っています。

子供の頃、夜中にトイレに行くの、怖かったですよね。トイレに通じる廊下が真っ暗。「お化けがいるかも・・・。」

でも、暗闇にお化けはいないことが分かると、怖くなくなります。

それと同じなんじゃないかと思います。

そういう心のことが分かっていく過程を、文章にして行けたら面白いんじゃないか。

西遊記の登場人物はみんな強そうなんですが、私が勝手に思っているのは、三蔵法師が乗っている馬、玉竜が気が弱そう。

玉竜は、元はと言えば竜だったのですが、三蔵法師の馬を食べてしまったので、菩薩様から、三蔵法師が乗る馬に変えられています。

ちなみに、三蔵法師が書いた西域記には、三蔵法師が乗る赤毛の馬が出てきます。

その馬が食べられた馬ということにして、菩薩様が玉竜に、その馬の霊に謝って許しを請いなさいと諭された。

それ以来、玉竜の頭の中で「アカゲちゃん」、「ギョクリュウちゃん」と会話できる仲になる。

どちらも気が弱いものですから、三蔵法師にちょくちょく心について質問し、三蔵法師が唯識を元に、その質問に答える。

というような設定を考えているのです。