易と唯識のおおらかな肯定主義

易の吉凶

易も占いですから、結果に吉や凶が表示されます。

しかしその吉凶は、おみくじのようないい悪いではなく、四季の変化、月の満ち欠けのように、単なる変化の過程に過ぎないという考え方があります。

唯識の阿頼耶識

仏教の深層心理学である唯識には、心の最も深いところに阿頼耶識という層があるといいます。

そこは、ただただすべての経験や思考などを溜め込むだけの場所であり、宗教的な善悪や後ろめたい感情などは一切関係ありません。

いいことを続ければ、いいことの香りに包まれ、その結果として行動や思考にいいことが立ち上がってくる。

その逆に、悪いことを続ければ、悪いことの香りに包まれ、悪いことが立ち上がってくる。

人生を肯定的に考えられるようになる

私は物心ついた頃から神経症に悩まされてきて、30代になってパニック障害も経験しました。

ものごとを悲観的に考える癖がついていたのですね。

しかし唯識や易を学ぶようになって、上記のような考え方に触れてから、少しづつですがものごとを肯定的に考えられるようになったと感じています。

易や唯識を学べば、少し生きやすくなるんじゃないかなぁ、と思っています。